〜あの仔の素顔教えて!〜

@ジルハー(佐々木仁厩舎)の巻

 新企画第一弾は埼玉県にお住まいのロバリーさんリクエスト、佐々木仁厩舎ジルハーです。

 まずはロバリーさんがこの馬を好きになったきっかけ、思い入れ&応援メッセージを紹介します。
『私は今野Jkの大ファンで昨年の競馬は今野JK中心に観戦してきました。9月29日3R、雨の大井でいつものように今野JKのレースを観戦していました。ちょうどその頃POG馬を何にしようかとても迷っていた事もあり「2歳戦、川崎所属」ということでジルハーがとても気にはなっていましたが12頭中の9番人気。今野JKの騎乗する馬の馬券は必ず買っていてそのときも迷わずジルハーを買い目の1頭に。そのとき初めて「ジルハー頑張れ!」と応援しました。結果、離されはしましたが3着と好走。その時、「よし今年はこの馬でいこう」と決めました。ジルハーはルックスも好きで以前自分が乗馬で乗っていた馬に顔が似ているから、というのもあるかもしれません。初めてパドックで見かけた時もなんだか懐かしい感じがしました。「ハイセイコー記念」に挑戦すると聞いたときは本当に嬉しかったです。勿論現地に観戦に行き、単勝馬券を買ってゴール前で待っていました。あの時は自分の所有する馬が走るような気分でした。結果は残念ながら4着でしたが「まだ」これからだと思っています。ぜひ今年はクラシック戦に「ジルハー」の名前がありますよう!!頑張れジルハー!!』

 さて、彼の素顔はというと…。
 佐々木先生からはそのまま「ジルハー」、担当の林厩務員からは「ジル」と呼ばれている彼。
名前の由来は馬主の加藤春次さんのお名前「はるじ」を逆さまにして「ジルハー」なのだそう。
 牡馬にしては体は心持ち細めで長め、顔もほっそりして美少年の面持ちです。好き嫌いもなく食欲は旺盛だけど太らない体質(女性にはうらやましい体質ですね)。でも「体質は丈夫で生まれてから何のアクシデントもなく順調すぎるくらい」と先生に言われるくらい優秀!このままぜひ順調にいってほしいですね。

<林厩務員とジルハー>

性格は取材陣が行ってものんびり顔を出して寄ってきます。特に顔を振ったりとか癖はなくおとなしい印象。親しい人にはたまーにふざけて襲ったりするするそうですがほかの馬が暴れてもひどい暴れ方はしないし人懐っこくおとなしめの仔だとか。パドックでのんびりしすぎてあくびしてしまい怒られた事もあるほど神経は体型と違い太いほうらしい。レースでもひどい入れ込みもなくサクッと差しておとなしいけど仕事はちゃんとこなすあたりほんと優秀な仔なのです。
そんな彼でも「どーしてもイヤ」というのが洗い場。洗い場に出すと立ち上がりっぱなしで鼻ネジとかしないと洗えないくらい「断固拒否」。なんでまた?と尋ねると林厩務員曰く「つながれてるのが嫌いみたい」。のびのびっ仔にはつながれて身動きできないのはきついのかな?こうして取材してる間もずーっと林厩務員の手にはぐはぐすりすりしてお隣が「こっちも来てー」と物音立てても気にもしてなかったマイペースなジルハー。
 
先生、林厩務員にお二人から見たこの馬の印象性格はと聞くと
「優秀でおとなしくてかわいくって稼いでくれるいい仔です。」とのこと。次走は雲取賞。
クラシックももちろん目標、距離も「走ってないからはっきりはいえないけど体は長めだから適性はあると思う。」期待大ですね。

 最後に佐々木先生からファンの皆様に一言いただきました。
「目標はダービー出走。応援よろしくお願いします!」
 


【ジルハー】
牡 3歳栗毛 2002年2月20日生
父 ミシル  母 クインクレン(母父 ロイヤルスキー) 7戦3勝