12月生れ
藤沢武志厩務員(2日) |
梅山和則調教師(3日) |
橋階信夫厩務員(3日) |
扇克全厩務員(4日) |
小島由起夫厩務員(6日) |
江種浩継厩務員(7日) |
佐々木仁調教師(9日) |
吉村徹厩務員(11日) |
間瀬留清厩務員(12日) |
北村純一厩務員(13日) |
古沢悟厩務員(14日) |
渡邊幸樹厩務員(14日) |
山田質厩務員(15日) |
堀哲也厩務員(16日) |
高月由次調教師(20日) |
上床元厩務員(22日) |
久保ひろかず厩務員(24日) |
与那嶺盛光厩務員(28日) |
植村岳史厩務員(31日) |
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扇 克全 厩務員<三橋三吉厩舎>
「何の取材?俺の事書いたって面白くないだろう!」と足早に立ち去ろうとした扇厩務員。「そこをなんとか〜」とさらにお願いすると「忙しいんだけどなぁ〜」といいながらも気さくに話しだした。な〜んだ、照れていたのか、とホッ。 昭和29年12月29日生まれだから49歳になった。まずは馬の世界に入ったきっかけから聞くと‥‥、若い頃、夏木陽介主演の「太陽野郎」という牧場を舞台にしたTVドラマを見て「牧場で働いてみたい!」と馬の魅力に一目惚れ。一念発起して生まれ故郷の長崎県上県郡を飛び出して北海道へと向かっていた。16歳という若さの勢いに、馬とは縁の深い対馬で育ったことが後押ししたのかもしれない。
何のアテもなかったが、自ら電話をかけて飛び込んだ先が「社台牧場」。そのまま押し掛け入社となった。それから6年間、道内の牧場や飲食店などで人生修業を積み、縁あって大井の厩務員に。その後一度は長崎に帰って「ヒラメ養殖」の事業を手掛けた事もあったが、どうしても馬が忘れられず、4年前から現在所属するに務めている。昨年はアリオンダンディなどで中央にも遠征し6着に健闘。「中央は馬場 も広くてキレイだし、沢山のお客様に囲まれて気分が良かったから、また行ってみたい」と笑顔で話す。
この仕事をして一番印象に残っていることは? 「大井時代のことだけど、東京2歳優駿牝馬で1番人気になった担当馬『マリヒサ』が距離に泣いて3着に敗れた事だなぁ、調子が良かっただけにねぇ残念。スピードあるけど不器用で線一本のハナ差やクビ差の多い馬だった」と今振り返っても悔しそう!
『マリヒサ』はタレントのマリアンが持っていた馬だったという。
途中寄り道もしたが、この道20年を越えるベテラン厩務員。「自分が担当した馬は皆可愛いし、勝った時は本当に嬉しいものだよ。しっかりカイバを食べさせること、脚元など変化に早く気づいてあげるよう常に気を付ける様にしてるよ」と語る横顔には、馬に対する愛情と熱意がまだまだ感じられた。
現在の担当馬はスクオールグラス、アリオンダンディ、ケイアイヴェニスの3頭。
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