4月生れ
皆川伸之輔厩務員(1日) 榎智恵子厩務員(2日) 沖野耕二騎手(2日) 切敷陽厩務員(5日)
新井健児厩務員(8日) 林達也厩務員(8日) 木村良二厩務員(9日) 鈴木昌浩厩務員(11日)
三上慎太郎厩務員(11日) 須藤俊明厩務員(12日) 長谷川茂調教師(13日) 市村豊厩務員(15日)
坂下光弘厩務員(17日) 伊澤真厩務員(18日) 佐藤利光厩務員(19日) 林宏史厩務員(19日)
斉藤美宣厩務員(20日) 日名子武史厩務員(20日) 柳田剛厩務員(22日) 岩本洋調教師(23日)
佐々木宗男厩務員(29日)
                                                      


    *** 市村 豊 厩務員<八木仁厩舎> ***

 小学校4年生の頃、内緒で川崎大師の自宅から小向厩舎までやって来ては「乗せて、乗せて」とせがんで馬に跨っていた市村豊厩務員。「馬みたいな大きな生き物ってあんまり見ないでしょ。興味持っちゃってねぇ」子供の足では線路を隔てた大師からは遠出、しかも子供が競馬の世界に出入りすることを憂慮した学校の先生に小向行きを禁止されてしまったが中学卒業とともに山崎三郎厩舎の下乗りとして厩舎入り、騎手を目指した。その後視力の低下で騎手を断念するが、以降現在までずっと八木仁厩舎で厩務員を務めている。親方と喧嘩して辞めてやる!と思ったことも何度もあるよ、と笑うが馬の話をする表情から「小学生の頃の面影がうかがえる。小向に来て早24年。4月13日で39歳になった。「誕生日?誰も祝ってくれないよ。娘からも息子からも無視!」と嘆くが担当のチョウサンタイガー(牡4)が絶好調!もう一頭の担当馬・ケンチャム(牡12)もコンスタントに出走して忙しい日々。印象に残る馬は?と聞くと「色んな意味で他にもいるけど」と前置きをした後に「走ったという点ではホウシュウサルーン(第46回全日本優駿馬)だろうね。あとトウカイギンガ」と答えてくれた。昨年には南関東公営競馬、関東地区公営競馬の2団体から優秀厩務員賞の表彰を受けた。

2004年4月号
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