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佐藤清子厩務員(1日) |
眞保一厩務員(1日) |
丹藤正敏厩務員(1日) |
武山行夫厩務員(2日) |
成田恭悦厩務員(2日) |
秋山直之厩務員(5日) |
関根寿昭厩務員(5日) |
奥山光夫厩務員(6日) |
大河内瑛厩務員(7日) |
佐藤剛厩務員(7日) |
酒井忍騎手(8日) |
山野勝也騎手(9日) |
大竹慶一厩務員(9日) |
武山智行厩務員(9日) |
鶴茂伸厩務員(9日) |
道添健一厩務員(11日) |
長谷川三郎調教師(12日) |
馬場正裕厩務員(13日) |
熊谷秀剛厩務員(14日) |
岡本展幸厩務員(15日) |
根岸勇吉厩務員(15日) |
大迫祐平厩務員(18日) |
佐藤稚通厩務員(18日) |
小林宏彰厩務員(20日) |
三橋三吉調教師(22日) |
岩本幸男厩務員(22日) |
三浦和実厩務員(24日) |
中地健夫厩務員(29日) |
大里一之厩務員(31日) |
島崎博厩務員(31日) |
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鶴 茂伸 厩務員 <杉村勝実厩舎> |
宮崎県出身の鶴厩務員。近所に「都城乗馬愛好会」があったことから、東京オリンピックの馬術競技で活躍した馬を見る機会があった。中学三年生の頃お手伝いをしていると「お前も乗ってみないか」と言われ、まだ乗りたてだというのにいきなり競技会にエントリーされてしまった。結果はなんと第三位。このことがきっかけで馬の世界に携わることになった。畑の中を馬で飛ばしていたという。「サラリーマンにはなりたくない」と思っていると競馬場を紹介された。それが川崎競馬場に来るきっかけだった。「杉村の大テキの知り合いがいて川崎にやって来たのは昭和47年」。以来33年のキャリアになる。「川崎に来て一番最初に担当した馬がヤマイチセキトっていうんだけど、ヒザが保たないからデビューは無理と言われてね。何とかしようと手を尽くしてデビューすることができた。それも新馬勝ち。走ることがわかったら栗東に持っていかれちゃったけどね(笑)。今でも一番印象深い」。この馬との出会いが馬人生を決めたと言ってもいい。
「何年やってもこれでいいっていうものは見つからない。出会う馬は常に一年生なわけだし。だから難しいけど面白い。馬が走ってくれればなおいいんだけどね」とシャイな表情が笑顔になって緩んだ。「馬の気持ちを一番に考える。駄目なことをした時の躾はもちろん大事だが、馬にもプライドってものがあるから、上からばかり押しつけてはいけない」が持論。鶴さんの元に噛みついたり暴れたりするという札付き牝馬がやって来た。根気強く馬の気持ちにつき合うことで馬が変わっていった。すると勝てなかったこの馬がついに初勝利。レースでも力を発揮できるようになったという。「ほら、この馬」と指さした先にいたのは大人しく甘えるまるで別馬のようだった。
9日で52歳になった。数年前に体調を崩してから趣味のゴルフも「勝ち負けにこだわる」ことから「楽しみながら」に変わったという。「誕生日は鯛を買ってきてくれるから女房と二人で毎年それを食べる」と夫婦水入らずで尾頭付きの誕生日祝いとなった。
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2005年1月号 |
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