◆◇HAPPY BIRTHDAY 2月生まれ◇◆

佐々木吉郷調教師(1日) 林隆之厩務員(1日) 栗栖英司厩務員(2日)
山崎尋美調教師(3日) 竹崎雄宇厩務員(3日) 杉村雅央厩務員(4日)
池田節夫厩務員(5日) 関本慎吾厩務員(5日) 川口亘厩務員(6日)
上玉利満弘厩務員(9日) 深野塁厩務員(10日) 高月賢一調教師(13日)
佐藤茂秋厩務員(14日) 三井信行厩務員(14日) 鈴木敏一調教師(15日)
白木和也厩務員(15日) 江戸健厩務員(19日) 村田順一厩務員(19日)
川村大次郎厩務員(20日) 池田孝調教師(21日) 並木徳則厩務員(21日)
内田勝義調教師(23日) 佐藤健二調教師(23日) 八木正雄調教師(23日)
内田竹彦騎手(23日) 暮部清志厩務員(25日) 佐々木正三郎厩務員(25日)
佐藤敏明厩務員(27日) 米田隆之厩務員(27日)
                                    

山崎 尋美 調教師

 昨年、川崎所属の調教師によるリーディング争いは例年以上に高レベルで激しいものだった。その中で40勝を挙げ、上位争いを演じたのが山崎尋美厩舎である。
 最近川崎の厩舎は全般的に見て勝利数が増えてきている。きっとここ数年運動量を増やしたり、飼料面でも工夫を凝らしたりという地道な努力が実を結んでいるのだろう。
 この山崎厩舎も従来のやり方に捉われずに考え実践している、まさに新しい時代の先駆けともいえる存在の一人である。
 まず厩舎全体がとても綺麗である。美しく整えられた外観はもちろんだが、ごみ一つ落ちていない。競馬場でも「馬をよく見てもらえる場所はパドックだから」とちゃんとファンの目を意識して馬を仕上げている。ちなみに馬具はそれぞれ思い思いの色のものを使うわけではなく厩舎で統一しているとの事。

 今年の目標を尋ねると「55は勝ちたいね。あと毎年1個は重賞を勝ちたい。去年まで3年続いているから切らないようにしたい。」と答えてくれた。ちなみに昨年のアフター5スター賞を勝ったロッキーアピールは先月帰厩し、次走は東京シティ盃を予定しているそうだ。
 騎手から調教師と立場は変わったが「土台作りに10年はかかると思っていた。今は8年目くらいだけどまあまあかな。」そして「若馬で活躍するのが夢」だそう。
 賞金面などでなかなか地方に素質の高い若馬が集まりにくい現実もあるが、「新馬から期待できる馬を仕入れてくるのも調教師の腕だと思っている。」と意欲的に答えてくれた。
「自分が勝てると思った馬で負けるとストレスがたまるね。もちろんその逆もあるけれど。」
 仕事に関してはとても厳しい人。もちろん息子である誠士騎手に対してもそれは同じ。仕事中は親子というより師弟という関係なのであろう。
 しかし仕事を離れれば4人の子供のよき父親でもある。「家族サービスはよくやっているよ。」と言うように、最近も家族で越後湯沢に行って来たそうだ。ちなみに趣味はゴルフとの事。

 2月3日の誕生日で49歳になった。当日は「家族で外に食べに行ったよ。もう特別な事をする歳でもないし。」
 ところで占いや迷信などは信じないし、験担ぎもしないタイプだとか。
 非常に現実的で、前向きな気持ちを持った人である。
 今年の秋にはJBCも地元で開催される。「(厩舎の馬を)出走させたいね。」と川崎ファンにとってうれしい言葉が聞けた。

2006年2月号

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