◆◇HAPPY BIRTHDAY 8月生まれ◇◆

拜原靖之騎手(3日) 栗林信文厩務員(3日) 河津裕昭調教師(6日)
河崎和博厩務員(6日) 三宅章裕厩務員(7日) 山林堂信彦騎手(10日)
鈴木長松厩務員(11日) 志村直裕厩務員(12日) 田島寿一調教師(14日)
斉藤武夫厩務員(20日) 中原良二厩務員(21日) 小竹清一厩務員(22日)
佐藤伸一厩務員(22日) 田辺陽一調教師(25日) 加藤誠一厩務員(25日)
古澤清英厩務員(30日)
                                    

栗林 信文 厩務員 <山崎尋美厩舎>

 5月28日、五島列島で行われたアイアンマントライアスロンに挑戦したのは山崎厩舎に所属する栗林信文厩務員である。約800人が参加したその大会で214位という好成績を残した彼だが、「成績には納得していない」そうだ。

 京都出身の栗林さん。周りに競馬関係者もおらず、競馬に興味もなかった彼がこの世界に入ったきっかけは少々珍しい。何と「スタントマンになりたかった」のだ。抜群の運動神経が要求されるスタントマンになるためには乗馬が出来た方がいいかなと思い、習い始めたのが馬との出会いだった。そこで馬に乗る事の面白さを知り、北海道の牧場で働くようになった。その後「レースに出す直前まで馬に携われるから」というところに魅力を感じ、川崎競馬の厩務員になった。

 いくつかの厩舎で働いたが、「今まで担当したどの馬にも思い入れがある」ときっぱり言う。その中で特に印象深い馬は、「”シャトーチェリー“。小さくて400kgくらいしかなかったけどよく走ってくれた。」 
 今も競馬で競うことより、馬そのものが好きだそう。「目が優しいよね。一日中馬の世話をしていてもいい。やればやるだけ強くなるし」。
 そんな栗林さんの趣味はやはり「走る事」「トレーニング」。ちなみに走り始めたのは、「仕事だけで体を余していたのもあったけど、馬も毎日走るから自分もトレーニングしようと思った」事がきっかけだそうだ。毎日10kmほど走っているせいか、ますます体力は上がってきたとの事。
 来年もまたアイアンマントライアスロンに出ますか?との質問には、「次は70歳になったら出ようかと思っている。」と意外な答えが返ってきた。「一緒の宿に泊まっていた参加者に70歳の人がいたんです。自分もその歳で出られたら・・・と思って。」
 余談になるが、この大会に川崎競馬のロゴマークと担当していたズノーズノーをプリントしたシャツで出場した栗林さん。何人かに声を掛けられたそうで、川崎競馬のアピールに一役買ったようだ。
 馬に接するときに気をつけている点は、「馬と同じ目線で対等に接する事。うちの先生も馬を大事にする人だし。」現在の担当馬はラベルビジューとアルメイダ。
「調教などは先生が決めてくれる。」とは言うけれど、自分の馬を作り上げる事にやりがいを感じているように見えた。

 誕生日は8月3日だが、特別な事は何もしていなく、仕事をして過ごしたそう。
 仕事に趣味にと充実した生活を送る栗林さん。トレーニングを始めてからタバコもやめたそうだ。近いところでは8月27日のマラソン大会に出場予定だとか。
 愛馬たちの好走ももちろんだが、アイアンマンの走りにも注目したい。


2006年8月号

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