◆◇HAPPY BIRTHDAY 9月生まれ◇◆

田村豫志雄調教師(3日) 鳥飼春弥調教師(5日) 一ノ瀬亨騎手(5日)
三浦幸樹厩務員(8日) 岩城方元騎手(12日) 佐々木睦男厩務員(12日)
佐藤善正厩務員(12日) 滝沢決厩務員(12日) 福有稔厩務員(15日)
八木仁調教師(16日) 紺野敏明厩務員(18日) 今川政男厩務員(20日)
足立勝久調教師(21日) 岡田徹厩務員(21日) 田崎三雄厩務員(22日)
佐藤健治厩務員(23日) 山下政雄厩務員(24日) 山田正実調教師(25日)
高松良行厩務員(25日) 大尾朋久厩務員(27日) 平田正一厩務員(28日)
鈴木吉彦厩務員(29日) 増田充宏騎手(30日) 松本裕樹厩務員(30日)
                                    

高松 良行 厩務員 <武井榮一厩舎>

 9月上旬、東京ダービー馬ビービートルネードがご褒美のリフレッシュ放牧から帰厩した。傍らにはもちろん高松良行厩務員の姿。秋緒戦は戸塚記念と決まった。
「休養先でも乗っていましたが、まだ6割程度の仕上がり。それでも乗ってみてビックリしたんですが、馬に幅がすごく出て安定味を増しましたね。ストレスが取れたのかカイバ食いも良くなりました。これからどんな強い馬になっていくか楽しみです」と目を細める。 

 広島県出身の高松厩務員。「競馬が好き」「人とは違った職業に就きたい」という2つの希望の合致点が馬の世界。高校生の夏に牧場アルバイトを経験して意志は固まった。就職した先は武井調教師のお兄さんが代表を務める石嶋牧場。タイミング良く厩務員の空きが出て川崎へやって来たのが3年前の秋のことだから、わずか2年半でダービー厩務員となったのである。「実は厩務員として初出走勝ちもしてるんです。初めて担当したダンディールートという馬で新馬勝ち」と照れ笑い。一つ勝つのもたいへんな勝負の世界にあって、なんたる強運の持ち主ぶりに驚かされる。 「調教自体は甲斐さんにお任せしますが、運動では必ず自分で跨るようにしています。肩の出が悪いとか腰が疲れているとか、乗ってみて初めてわかることがあると思うので」と真摯に取り組む姿勢が運さえ呼び込むのだろうか。

「最近はなかなか行けません」というが、休みの楽しみは「釣り」。甲斐厩務員たちといくそうだが、「海でも川でもあのガツンと来た時の喜びはたまりません」と、相棒の帰厩でますます忙しさが増し当分はオアズケ。
24歳のバースデーとなる25日は川崎初日。「レースがありますので、特にお祝いはできませんが好物のヨーグルトを夕食に添えるくらいでしょうか」(笑)。


2006年9月A号

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