◆◇HAPPY BIRTHDAY 10月生まれ◇◆
稲垣純緒調教師(3日) |
津久井淳厩務員(4日) |
本田博文厩務員(7日) |
西田秀男厩務員(9日) |
鈴木義久厩務員(10日) |
原喜久夫厩務員(10日) |
長谷川蓮太郎調教師(14日) |
前住和寿騎手(15日) |
井上英治厩務員(16日) |
佐藤政光厩務員(19日) |
原三男調教師(24日) |
尾上慶久厩務員(24日) |
甲斐年光厩務員(24日) |
中野五男調教師(25日) |
柴田秋生厩務員(28日) |
伊東康正厩務員(30日) |
山元義伴厩務員(30日) |
加藤正臣厩務員(31日) |
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加藤 正臣 厩務員 <足立勝久厩舎> |
川崎競馬で働き始めてちょうど10年目という節目の年を迎えたのは、足立勝久厩舎の加藤正臣厩務員である。出身は神奈川県小田原市。
馬に興味を持ったきっかけは、現在同じ足立厩舎で働いている富士木和男厩務員と親戚だった事。加藤さんがまだ小さかった頃から川崎で働いている富士木厩務員のところに遊びに来ているうちに馬が大好きになったそうだ。
「いつかは馬の仕事がしてみたいと思っていて。」高校を中退した後、青森の牧場で働いた事もあった。「でも当時は遊ぶ方が楽しくてね。」牧場をやめ、地元に戻ってサラリーマンも経験した。
ピザ屋の店長として働いていた時に転機はやってきた。それは富士木厩務員の息子さんが働いていた西山牧場へ友達と遊びに行った時の事である。「ちょうど足立厩舎で人がやめた時でね。手が足りないから来ればって言われて。迷いは全くなかったですね。」
そんな加藤さんに、働き始めて2年目で初勝利をプレゼントしてくれたのは、シンアレデーである。「6歳くらいまで未勝利の馬だったけど、自分が担当するようになってから2つも勝ってくれた。競馬の楽しさを教えてくれた馬だった。」ちなみにこのときは人も馬もうれしい初勝利だったそうだ。
「今までそんなに苦労した事はなかった。あえて挙げればミーティアレインかな。気分屋で機嫌が悪いと全然捕まらなかったね。」と苦笑い。
そして重賞初勝利はディーエスメイドンでのGI東京プリンセス賞。「あの時はうれしかったね。感動した。初めて見たときから走りそうだなって思っていた。」
反対に「まさかあそこまでいくとは。」と思っていたのは重賞を4勝したモエレトレジャー。「最初の頃は跨いだら足が地面に着いちゃうんじゃないか?というくらい小さくてね。大人しくて全然手がかからなかったし、苦労した覚えはないなあ。デビューの前から世話をしていたし、一番思い出に残っている馬です。」
趣味はお酒を飲む事だそう。休みの日はお酒を飲んだり、マージャンをしたりしてくつろいでいるという加藤さんの誕生日は10月31日。今年は川崎競馬の開催中であるためいつも通り仕事をして過ごすらしい。
「僕にとって馬は家族みたいなものです。」という加藤さん。現在はホクトマックス、ヤマノコスモス、ペシミストの3頭を担当している。
「担当馬がもし誕生日当日に出走して、しかも勝てたらすごくうれしいよね。感動するだろうなあ。」そのときは大好きなお酒もいつも以上に美味しく感じられるに違いない。
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2006年10月・11月号 |
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