早くから厩舎内でも評判の高かった一頭。「トレセンでみっちり乗り込んでから5月入厩。まだキャシャで芯が一本通っていないような面もあるが、牝馬にしてはカリカリするところもなく、普通ならこの時期まだソエがダリするもんだが、そんな心配もない。前走の大井を見てもあれだけモマれるレースをしながらの内容だから素質は高い」と原調教師も期待を寄せる。このあとはハイセイコー記念を使って、鎌倉記念から東京2歳優駿というローテーションを進む予定。
|
「人なつっこくてまったく手のかからないかわいいヤツです」と甲斐年明厩務員が目を細める。「デビューから二戦くらいは本調子とはいえなかったんですが、それから立て直して、追い切りでも古馬相手に併せ馬で先着するようになりました。乗り役もこの馬は楽だって言いますね。前でもまん中でも、どこからでもレースできるタイプだし、距離延長してからますますいいんで走りますよ」
父ラムタラに川崎の実績ある血統が掛かってPOGでも毎年人気になる一族
|