September. 2006

★0歳 誕生

神奈川県伊勢原市に5人兄姉の末っ子として生まれる。
両親の離婚等により中学生まで藤沢みその子供の家で育つ。

★14歳 騎手志願

上山競馬で騎手見習いしていた兄の影響で騎手になることを志す。

★18歳   騎手デビュー

「ハーバーリファールで7着。その日のメインレースで、後ろから行けば伸びる馬だからと、道中行きたがるのを抑えて、直線夢中で追った。追うというのはこういうことかと。とにかく疲れた記憶がある。騎手になるまでも厳しさを感じていたが、なってみると、考えていた以上に厳しい世界だった。勝負服の柄は親しい厩務員さんが決めてくれた。森下さんの柄に緑。緑は思った以上に目立つし今でも気に入っている」

「初勝利は12月10日ホウショクという馬。すでに50戦目くらいになっていて、周りが期待してくれるのがわかって早く勝たねばとあせる気持ちで一杯だった。一番後ろから行って前が止まってくれて初勝利」。

★23歳   川崎リーディング

「初勝利まで時間かかったけどそのあと順調に勝つことができて、まず一つの目標を自分なりに立てた。なんとしても期間(2年)より早く勝利度数を挙げて減量特典を返上しようと。おかげで1年8ヶ月で50勝を挙げて返上することができた。そしてリーディングという栄誉をこんな早く手にできた。
バックアップしてくれた鈴木先生には本当に感謝しています」

★24歳  初重賞

「インテリパワーでの金盃。馬場悪くてね。ハナ行く馬の後ろついてって直線抜け出した。インテリパワーという馬はとても利口で、レースを教えてくれた。そのあとパレガルニエやロッキーアピールそして先日のアスターバジルなど重賞は10つ勝つことができた」

★25歳   落馬事故

「初重賞したばかりで乗っている時だったけに悔しかった。馬場にカラスが出てきてそれを避けようとして落馬。その後20日の記憶は今だにない。頭蓋骨骨折、クモ膜下出血、右足首骨折。顔面は麻痺して、医者からもう騎手には戻れないと宣告された。諦めきれなかったし懸命にリハビリもしてその2ヶ月後には馬に乗ってた。医者からは『奇跡』だと言われた」

★28歳   結婚&長女誕生

「結婚して子供ができたら、自分の中で何かが変わった。仕事に対する取り組み方とか。護らなければならないモノができたってことかな」

★29歳   1000勝達成

「9月7日3R。数字的なモノはそう意識してなかったが改めて通過点と感じている。今後できれば色んな場所で乗ってみたい。WSJCの予選も近いしチャンスがあれば行きたい。まず、この秋にはJBCが川崎であるから騎手会長という立場としても成功させなければね。今はとにかく前進あるのみ!」

・・・TO BE CONTINUE

2006年9月A号
ホームに戻る