東京ダービー馬キングセイバーを訪ねて

◆激戦の疲れを癒すNSGライディングディビジョンへ行ってきました◆

ボク「かつまる」が案内役をつとめます!

 
 第48代東京ダービー馬となったキングセイバーは厩舎でササ針を施されたあと、6月4日にはここ、千葉県八街市にあるNSGライデイングディビジョンに移動しました。
 2歳秋に八木仁厩舎に入厩するまでもここでプールトレーニングを積んでいました。キングセイバーの馬主である木曽敏彦さんがオーナーでもあるんですよ。

 キングセイバーが今、どんなところで、どんな毎日を送っているのか、さっそくご案内することにしましょう。


 NSGライデイングディビジョンは学生時代から馬術の世界で活躍していた木曽さんが馬術競技会への訓練を目的として1994年に造られました。
 馬術の最新技術を生かして競走馬の育成も行われています。
 ゲートです。さあ、どうぞ

















左手の建物は屋内馬場
正面が馬房棟。馬房数は55あります

NSGのアイドル
ポニーのミルキーちゃんです。
























ずっと奥まで進むとありました、ここです。
キングセイバーが過ごしている馬房は
2つ分をつなげて広々としています。
あれれ? いない。 
キングはお留守なようです。








キングを発見しました!!


NSGにやって来て約二週間。今日からサンシャインパドックでの日光浴が許されたのです!

あっ、となりのプールで誰か泳いでるぞ!!
いいなぁ、気持ち良さそうだな〜。楽しそうに何往復もしてるぞ。
直線70メートルの直線で深さは3.8メートル。脚元に負担をかけずに心肺機能を鍛えることができます。
キングのプールトレーニングも、もうすぐ始まるんだって。泳ぎはかなり得意らしいよ。


世界レベルの競技会で活躍するNSGライデイングディビジョンのスタッフたちは
この広い屋内馬場で練習します。ズラリと並ぶトロフィーが実力の証です。
競走馬たちの育成もこの屋内馬場が中心です

施設を囲むように馬場もありますうん、走り心地はなかなか

 こうしていろいろと見てきましたが、馬術の最新技術を競走馬の
育成にも生かすことができる充実した施設で激戦の疲れをいやし、
秋からの新たな闘いに向けてトレーニングを積むことができるキ
ングセイバーは幸せ者かもしれませんね。
 そうそう、ここには日本で使っているのは唯一という「冷凍焼烙
治療機」があります。日本では焼くという治療をしますが、世界的
に見れば動物虐待の考え方からそれを良しとしない国もあります。
元々そういった馬術先進国で使われていたもので、ソエや屈腱
炎に抜群の効果がある秘密兵器です。川崎競馬でも活躍の星野
省三獣医師が診ています。


木曽敏彦オーナーとツーショット!!
今日は本当にありがとうございました。
ホント勉強になったなぁ。ふむふむ。


☆オマケ☆
ダービートレーナーとダービーオーナ
ーが並んでパチリ
厩舎を離れてか
ら初めての対面に八木調教師も「ギリ
ギリだった馬体にひと皮のってきた感
じ」と目を細めていました。
ここは途中の海ほたる。
ボクがどこにいるかワカル?

とっても有意義な一日だったよ。 またね!


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