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〜 馬事徒然 〜馬具いろいろ−メンコ編−![]() お話を伺ったのは蒲谷馬具店3代目店主(社長)蒲谷政直さん。蒲谷馬具店は大井、川崎中心に客層は全国区。あのホッカイドウ競馬コスモバルクの主戦五十嵐冬樹騎手もお客様の一人だそうです。蹄鉄以外の馬具全般、ジョッキーのステッキや鞍など取り扱っていて川崎ではほとんどが蒲屋馬具店を利用しています。 さて、今回は馬具の中でもメンコについて。メンコは日本独自の馬具で、昔はアブなどの虫除けの役割もありました。耳覆いも音を遮断するだけでなく虫が耳に入らないようにという役割もあったのです。その耳覆いも今では着脱可能になり最初からついていないものやレースのとき耳覆いのみとれ
メンコの大きさは基本的には35p×60p。耳だけ長い馬やあごの大きい馬等その馬の顔の大きさ、特徴にもきちんと応じてセミオーダー。ちなみにハイセイコーはいつも白地で大きさは大サイズだったそう。馬体の割に顔が大きかったということでしょうか。メンコには左右2本ずつゴムがついているのですがそれを1本だけとってみたりと馬にあうようさまざまな工夫がされています。生地はサテン地、メッシュ地等、色も基本色から蛍光色、ラメとさまざま。デザインもオリジナルのものが多く、写真は今開催デビューの「ツルオ」と同じく久保秀男厩舎の「フジコ」のもの。最近では厩舎オリジナルデザインも増えています。川崎では山崎厩舎が黒地にシルバーで「H.R」のロゴ、内田厩舎は赤地に黒で「K.U」のロゴ、佐々木厩舎は水色に白等あります。他には主戦騎手の勝負服の柄のメンコ、冠名「トウカイ」の馬のメンコは中央での勝負服の柄になっています。レース以外でも色の派手なものは攻め馬の際に目立つよう使用されています。 1枚1枚ほぼオリジナルで作成されているメンコ、みなさんもメンコの柄、大きさなど注目してみてくださいね。 |
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