川崎競馬倶楽部は１９９０年９月より川崎競馬のファンクラブとして活動してまいりました。
　そのきっかけは川崎競馬場で当時行われていた「女性乗馬スクール」にあります。競馬ブームといわれる流行の波がちょうどやってきた頃で、ＪＲＡや大井競馬では女性集客に力を注いでいました。川崎でも波に乗り遅れまいとおこなったその「女性乗馬スクール」はジョッキーが指導するという画期的企画。案の上、それまで競馬場へ足を踏み入れたことがなかった者までが、競馬経験者に誘われるままに競馬場に通うようになっていました。もちろん、担当指導者だったジョッキーを応援するためです。
　その頃の川崎競馬はまだ牧歌的であり、鉄火場風の風情もまたＯＬや主婦といった女性ファンには新鮮に映りっていました。その時です。当時の広報担当者から声を掛けられました。「君たちよく来ているようだけど、そんなに川崎競馬が好きなの？　だったら何かやってみないか？」と。その一言が現在に至るまで女性スタッフによって１１年間つづいている川崎競馬倶楽部の発端です。
　
　以来、場内（案内所、バス入場門、開催本部）で配布する無料情報紙の発行を中心に活動してまいりましたが、１９９５年には川崎競馬ペーパーオーナーゲームを開始、６年目を迎える「２００１川崎競馬スーパーＰＯＧ」では神奈川県馬主会のご協力を得て新企画もスタート。いっそう楽しんでいただけるようになりました。

　１９９７年からは川崎競馬公式サーバーを間借りするかたちでホームページ川崎競馬倶楽部を開設しました。その際には神奈川県公営事業所（現在の川崎競馬組合）、神奈川県調教師会、神奈川県騎手会のご理解を得て、公認ファンクラブとなりました。
　一方的な情報提供ばかりではなく、ペーパーオーナーゲームや厩舎見学会、那須・教養センターツアーなどの企画イベントではたくさんの方にご参加いただいております。ホームページでの掲示板が単なるトピックスの提供ではなく、熱い議論の場になっていることはご存じの通り。平成１３年１２月におこなった会員募集では思った以上の申し込みを受け、スタッフが核となって川崎競馬ファンのコミュニティへと進化を続けています。
　
そして、平成１４年４月１日。
ホームページ川崎競馬倶楽部がkawasakikeiba.comとしてリニューアル。公式サーバーを離れ自分の足で歩き始める時が来ました。これからも関係者のなさまに支えられながら、ファンの立場に立った情報提供をしてまいります。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２年４月１日