☆ 藤江渉ジョッキーが南関東デビュー ☆

 今年3月に宇都宮競馬場から移籍して来た藤江渉騎手(長谷川蓮太郎厩舎)。いよいよ今開催から川崎所属として、レースでの騎乗を再開する。

 栃木県野木町の出身。競馬とは無縁の家庭に育ったが、中学時代にちょうど競馬ブームだった事もあり、騎手を目指した。教養センターに入るまで馬に触った事はなかったが、家で犬を飼うなど動物好きだったらしい。
 約5年の宇都宮での騎手生活。その間サンデーロバリーで重賞を制するなど、若手のホープとして活躍。3900戦で305勝を挙げた。
 川崎に来て3ヶ月が経ったが「長いようで短かったです。やっと周りに馴染んできました。」川崎の騎手たちともかなり仲良くなったようだ。ちょうど取材の前日も若手同士で焼き肉を食べに行ったらしい。ちなみに最近のお気に入りは「カルピスサワー」との事。「甘い系のサワーが好き」と普段の勝負師の顔とは違った一面を見せてくれた。

 川崎に来てからは毎朝2時30分に起きる。そして自厩舎の馬を中心に調教をつける日々を過ごしてきた。
オススメの馬は「トキノシャンハイ」。スピードがいいそうだ。
川崎競馬場は宇都宮と違い、左回りのコース、そしてナイター開催がある。どちらも藤江騎手には初めてだが、すでに左回りは能力試験で経験済み。川崎のコーナーのきつさもそんなには感じなかったようだ。
 騎手名鑑を見ると、得意の騎乗法は先行と書かれている。しかし本人は「実は後ろから行く方が好きなんです。」自在の競馬が出来るという事だろう。

 年齢以上にしっかりした印象のある藤江騎手だが、非常に家族思いの一面がある。この日はちょうど父の日だったが、すでにプレゼントを渡したそうである。もちろん母の日も欠かさない。

 いよいよ川崎所属騎手としての騎乗再開する藤江騎手からファンの皆様に一言。
 
「川崎のジョッキーとして頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」

ここ最近、北関東から移籍した騎手たちが、南関東でも続々と活躍し始めている。藤江騎手も宇都宮で培った騎乗技術を、新天地でいかんなく披露してくれるはずだ。

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